美しい髪を育む、頭皮のセルフケア方法
2018.11.30
健康な髪は健康な頭皮から。
髪も植物と同様、土壌づくりが大切です。
美しい髪を育む、頭皮のセルフケア方法をご紹介します。
自己流になりがちな、基本のシャンプー・トリートメント・ブロー。
毎日のことだからこそ大切に。
正しいデイリーケアの積み重ねで、健やかな頭皮と髪へ。
ブラッシングからスタート
髪を濡らす前に、まずはブラッシングで頭皮と髪の汚れを浮かします。頭皮全体の血行を良くするイメージで、老廃物がたまりやすい生え際から頭頂部へ向かってブラッシング。
- コーム(くし)ではなく、ブラシ面が大きいパドルブラシがおすすめです。
ぬるま湯のプレシャンプーが大切
外気の汚れはお湯で約80%が落ちると言われます。髪表面だけでなく、髪を指でかき分けるように、内側や頭皮までしっかりと水を行き渡らせて。頭皮と髪がしっかり濡れていると、シャンプーが少量でよく泡立ち、摩擦による髪のダメージも防ぎます。
- 熱すぎるお湯はキューティクルを傷つけてしまうからNG。38℃くらいのぬるま湯で。
シャンプーは
頭皮をマッサージするように
手のひらでよく泡立てたシャンプーを頭皮になじませるイメージでスタート。ブラッシング同様に、生え際から頭頂部に向かって、指の腹で頭皮をマッサージするように洗い上げます。全体に泡が行き渡ったら、2-3分そのまま放置して泡パック。シャンプーの美容成分を髪に浸透させてから、しっかりとすすぎます。
- 老廃物のたまりやすい生え際、体臭の発生源となる耳の後ろや、忘れがちな襟足もしっかりと。
トリートメントは毛先を中心に
髪の水気をきり、トリートメントをつけていきます。毛先の方からつけて、そのあと髪全体になじませます。トリートメントの美容成分を髪に浸透させるため、そのまま2-3分おいてから流してください。
- ダメージが気になる髪には、蒸しタオルで包んで数分おけば、さらに浸透が高まります。
乾かすまでがトリートメント
まずはしっかりとタオルドライ。そのあとドライヤーで根元から乾かしていきます。菌や臭いの元になりやすい頭皮をしっかり乾かしたら、手ぐしで髪全体をブローしていきます。キューティクルの鱗を閉じていくイメージで、ドライヤーの風は根元から毛先に向けてあててください。全体がしっかり乾いたら、最後に冷風を忘れずに。艶がキープできます。
- 頭皮のかゆみや薄毛には「薬⽤スカルプエッセンス ミント&レモン」を。髪に潤いが欲しい方は「スカルプ&ヘアオイル カモミール&モミ」を、ドライヤー前に塗布しましょう。
滞りやすい頭部へのマッサージで、白髪や抜け毛の原因となる血行不良を改善。
普段意識することの少ない頭部の状態を確かめながら、
ゆっくりとほぐしていきます。
耳のマッサージでリラックスモードへ
耳をつまみ、上・横・下にひっぱり伸ばします。次に、耳を中指と薬指で挟むように、耳の周りの皮膚にしっかりと指の腹をあて、ぐるぐると回してほぐしながら、リラックスモードへ切り替えていきます。
- 肩の力を抜いて、呼吸が止まらないように、ゆったりした気持ちで。
側頭部をほぐします
親指以外の4本の指の腹をしっかり頭皮にあて、くるくると頭皮を動かしてほぐします。耳の上から頭頂部に向けてA→B→Cと少しずつずらしながら3往復を目安に。側頭部がほぐれると、顔のリフトアップも期待できます。
- 頭皮が濡れていて、摩擦が防げる状態で行うのがおすすめです。
前頭部と後頭部をほぐします
②と同様に、おでこ生え際から頭頂へ、そして襟足から頭頂へと、それぞれ3往復を目安にほぐします。特にこりやすい生え際や、痛みを感じるところは丁寧に行いましょう。
- 日中活発に働く前頭葉エリアをほぐすと、思考をリセットして、上質な眠りへ誘導してくれます。
ツボをゆっくりと刺激します
顔の中心ラインと、黒目の上2ラインに沿って、指の腹でゆっくりとプッシュします。ツボの集まるこのライン上をプッシュしていけば、ツボの位置が曖昧でも自然と刺激できます。
- 万能のツボと呼ばれる「百会(ひゃくえ)」は抜け毛や白髪にもよいとされています。
最後に、襟足のツボを押して終了
襟足の生え際沿いにもツボが点在しています。両手で後頭部を包み込むようにして、親指でプッシュ。気持ち良いと感じたところで顎を少し上げ、頭の重みをかけて、ゆっくりじんわりと刺激しましょう。親指が難しい場合は、やりやすい指でも大丈夫。
- 頸椎付近のツボ「天柱」「風池」は、頭皮の血流を促進してくれるほか、首・肩コリや眼精疲労にも効果的です。